この記事では私の好きなスコッチbest3に入る「アランモルト10年」を紹介しています。
新旧ボトルの飲み比べレビューも載せているので、よろしければ参考にしてみてくださいね!
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アランモルトとは
1995年に創立された「アラン蒸留所」で作られたウイスキー。
スコッチウイスキーの中でもアイランズ系・アイランズモルトに属しています。
アラン蒸留所がある場所はスコットランド南西部に位置するアラン島。
今でこそアラン島にある蒸留所は「アラン蒸留所」「ラッグ蒸留所(2019年創立)」の2つのみですが、1800年代には密造酒の産地として有名な島で、約50件の蒸留所が存在していたウイスキーの名所とも言える島です。
1837年に最後の合法的な蒸留所「ラッグ蒸留所(旧)」が閉鎖されて以来、アラン島からウイスキー蒸留所は姿を消してしまいましたが、満を持して158年ぶりに創立されたのが「アラン蒸留所」。
アラン蒸留所はシングルモルトウイスキーにこだわって生産をしている蒸留所で、スコッチファンからの評価も非常に高いです。
そのような経緯もあり、アラン蒸留所はウイスキーファンたちの間で「奇跡の復活を遂げた蒸留所」と呼ばれています。
アラン蒸留所は2020年内に「ロックランザ蒸留所」という名称に改名予定。2020年9月現在はまだ変更されていないと思われます。
旧ボトルは2019年に終売
アランモルト10年、アランモルト18年、アランモルト21年の旧ボトルは2019年に終売、現在はリニューアルされた新ボトルが販売されています。
※日本では2020年1月から新ボトルが発売開始
新ボトルのデザインは以下のようになっています。
ボトル、ケースともに非常にシンプルなデザインになりました。
個人的にデザイン面は新のほうが好み。
そして味に関しても新旧で異なると評価されています。
これから新ボトル・旧ボトルのレビュー、最後に新旧の飲み比べも紹介していくので、よろしければ参考にしてみてくださいね!
アランモルト10年(新ボトル)の詳細
商品名 | アランモルト10年(新) |
蒸留所 | アラン蒸留所 |
販売開始 | 2019年(日本では2020年) |
容量/度数 | 700ml/46度 |
原材料 | モルト |
種類 | シングルモルトウイスキー |
評価レビュー
香り:ヘーゼルナッツ、チョコレート、蜂蜜、青リンゴ、シェリー
喉ざわり:少し強めで油断すると喉にツーンとくる。スパイシーで舌もピリピリ
味:ナッツ、青リンゴ、シナモン、(加水することで+柑橘系)
まずはストレートから。
ヘーゼルナッツ・チョコレートの香りから甘さ強めなウイスキーを想像していましたが、味は甘さ薄めでフルーツのスッキリとした酸味も感じます。
味わいは全体的に濃厚でパワフル。スパイシーで舌がピリピリ、喉にもツーンときます。
しかし美味しい。さすがはアランモルト!
続いてロック。
氷が溶けて加水されることによって柑橘系の味わいが新しく追加されました。
喉ざわりも優しくなって非常に飲みやすいです。
最後にハイボール。
柑橘系の風味・酸味が更に強くなってかなり好みな味。
今までアランモルト=ストレートorロックで飲むウイスキーという認識がありましたが、ハイボールにもかなり合います。
ストレートでは感じられなかった柑橘系のフルーティーな味わいがクセになります。
いろいろな飲み方を試した総評をすると、アランモルト10年(新ボトル)はかなり美味しいウイスキーです。
日本の酒屋にも新ボトルが流通し始めてきており、入手難易度が低い点もおすすめできます!
おすすめの飲み方
アランモルト10年(新ボトル)のおすすめの飲み方はハイボール。
ストレートでは感じられない柑橘系の味わいが非常に美味しいです。
ロックも当然美味しいですが、いろいろな飲み方を楽しむ的な意味でも一度ハイボールで味わってみることをおすすめします!
アランモルト10年(旧ボトル)の詳細
商品名 | アランモルト10年(旧) |
蒸留所 | アラン蒸留所 |
販売開始 | 2006年(※2019年に終売) |
容量/度数 | 700ml/46度 |
原材料 | モルト |
種類 | シングルモルトウイスキー |
評価レビュー
香り:バーボン風味のバニラ、ブドウ、バナナ、メロン
喉ざわり:なめらかで優しい感触
味:キャラメル、ビターチョコレート、ほんのりスモーキー、(加水で柑橘系、洋梨が更にプラス)
まずはストレートから。
香りは酸味のあるバーボンのような匂い。
アルコールが46度あるとは思えないほど優しくまろやかな喉ざわり。
甘さ強めでスイーツのような感覚で飲めるため、ウイスキー初心者の人でも問題なく味わえると思います。
続いてロック。
氷でウイスキーが冷えることによって常温よりもさらに飲みやすく。
氷が溶けて加水された影響か少し柑橘系のような味わいが混ざりました。
私がロック好きということもありますが、ストレートよりもロックが好み。
最後はハイボールで。
炭酸水で割っているので当然甘さは薄くなっていますが、味わいはかなりフルーティー。
ノーマルハイボールでもロックのときより柑橘系の味わいを強く感じます。
そして新しく洋梨の味も加わりました。
ウイスキーって不思議ですね。。でもめちゃ美味しい!!
味的には白州で作る森のハイボールの味に近いです。
続いて相性が良さそうな「すだち」をコップにイン。
すだちハイボールの完成です。\パチパチパチ!/
すだちを足したことによってより柑橘系の酸味が強くなり更に美味!
いろいろな飲み方を試した総評をすると、アランモルト10年(旧ボトル)はめちゃくちゃおすすめなウイスキーです。
ジャパニーズウイスキーに近い味わいで日本人好みのウイスキーではないかと思います。
初心者でも飲みやすい華やかな味、ウイスキー好きな人でも美味しく味わえる完成度の高さ。文句なしで美味しいウイスキーです。
おすすめの飲み方
アランモルト10年(旧ボトル)のおすすめの飲み方はロック。
ストレートでも美味しいですが、ロックのほうが断然飲みやすく、味わいを楽しみやすいと思います。
続いて口を変えたくなったら、よりフルーティーな味わいになるハイボールもおすすめ!
白州で作る 森のハイボール のような味わいでこちらも非常におすすめできます。
どんな飲み方をしても美味しいウイスキー、それがアランモルト!
アランモルト10年 新旧ボトルを飲み比べ
アランモルト10年の新旧ボトルを飲み比べて分かった違いを紹介しておきます。
まずはウイスキーの色。
見づらくて申し訳ないですが、新ボトルのほうが圧倒的にウイスキーの色が濃いです。
新ボトルはブランデーのような色をしています。
続いて味の違いは以下。(※ストレートで飲んだ場合の違いです)
新ボトル
- 甘さ薄め
- 酸味が強い
- 濃厚でパワフル
旧ボトル
- 甘さが強い
- 酸味はそこそこ
- まろやかで優しい
新ボトルは味・喉ざわりともにかなり濃厚。味が美味しいのは間違いないですが、ウイスキーを飲み慣れていない人は飲みづらいかもしれません。
旧ボトルはウイスキー初心者でもストレートで飲めるくらい優しい味。
新ボトルには新ボトルの良さ、
旧ボトルには旧ボトルの良さがあるので、気になるかたはぜひ飲み比べをしてみてくださいね!
アランモルト旧ボトルは今ならまだ買える!
2019年に新ボトルへとリニューアルしてしまったアランモルト。2020年9月の今ならまだギリギリ旧ボトルを購入することができます。
気になる方は今のうちにAmazon・楽天で購入するのがおすすめ!
酒屋でもまだ旧ボトルを置いてある場所をチラホラと見かけますが、定価で販売しているところはまず見かけません。
そんなわけで私は楽天ショップからいつも購入しています。
(私が今回レビューに使ったアランモルト10年も楽天で買ったやつ)
めちゃくちゃおすすめのウイスキーなので、気になるかたはぜひ飲んでみてくださいね!
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