ハイボールにおすすめのウイスキー30選

キャンベルタウンウイスキーのおすすめ銘柄5選 | 特徴や蒸留所一覧も紹介

キャンベルタウン・モルト・ウイスキーのおすすめ銘柄5選-特徴や蒸留所一覧ウイスキー
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この記事ではスコッチウイスキーの主要生産地の1つ「キャンベルタウン」で作られているウイスキーを紹介しています。

キャンベルタウンウイスキーの特徴や蒸留所一覧も載せているので、よろしければ参考にしてみてくださいね。

キャンベルタウンウイスキーとは

キャンベルタウンウイスキーとは

キャンベルタウンウイスキーとは、スコットランドの「キャンベルタウン」と呼ばれる地域で生産されているウイスキーの名称。

キャンベルタウンウイスキーという名称の他、その地域で作られたシングルモルトはキャンベルタウンモルトと呼ばれることもあります。

キャンベルタウンは海辺に面した人口5000人弱の港町ですが、かつては50以上のウイスキー蒸留所が存在する主要生産地の1つで「ウイスキーの首都」と呼ばれていました。

ジャパニーズウイスキーの誕生に大きく貢献したニッカウヰスキーの創立者「竹鶴政孝」がウイスキー作りを学んだのも、ここキャンベルタウンにある「ヘーゼルバーン蒸留所※1925年に閉鎖」という蒸留所です。

一時はスコッチウイスキーを大きく繁栄させたキャンベルタウンですが、繁栄のあまり密輸で粗悪なウイスキーを大量に販売する悪質な業者が増えた結果、悪評が広まり衰退してしまいました。

そういった事情もあり、キャンベルタウンで現在稼働しているウイスキーの蒸留所は3つのみ。

蒸留所の数こそ少ないものの、キャンベルタウンで作られるウイスキーは他にない特徴的な味わいを持っており、ウイスキーマニアからの評価は非常に高い地域です。

キャンベルタウンウイスキーの特徴

キャンベルタウンウイスキーの特徴は、潮風や海水の塩っぽさを感じるブリニーな味わい。

一般的には、スモーキーでクセの強いアイラウイスキーとまろやかな甘みを持つハイランドウイスキーを混ぜ合わせたような、中間の味わいを持ったウイスキーと表現されることが多いです。

ニッカウヰスキーの創立者「竹鶴政孝」がこの地でウイスキー作りを学んだこともあり、ジャパニーズウイスキーの「シングルモルト余市」はキャンベルタウンウイスキーにかなり近い特徴を持っているウイスキーだと言われています。

キャンベルタウンのウイスキー蒸留所一覧

現在キャンベルタウンで稼働しているウイスキー蒸留所は下記の3つ。

  • スプリングバンク蒸留所
  • グレンスコシア蒸留所
  • グレンガイル蒸留所

これから各蒸留所を簡単に紹介していきます。

スプリングバンク蒸留所

スプリングバンク蒸留所は1828年に創立された歴史あるウイスキーの蒸留所。

1837年から現在にいたるまで「J&Aミッチェル社」がオーナーを勤めています。

ウイスキーの製造に3つのスチル(蒸留機)を使用しており、現存する蒸留所の中で唯一、自家製麦(フロアモルティング)からボトリングまでの全行程を自社の蒸留所内でおこなっている貴重な蒸留所です。

製造している原酒の99%をシングルモルトとして販売しており、銘柄のラインナップは下記の3種類。

  • スプリングバンク
  • ヘーゼルバーン
  • ロングロウ

スプリングバンクは程よくピートが効いた2回半蒸留のシングルモルト。

ヘーゼルバーンはノンピート麦芽を使用した3回蒸留のライトな酒質が特徴のシングルモルト。

ロングロウはヘビーピート麦芽を使用、2回蒸留のスモーキーでクセの強いシングルモルトです。

生産量は少ないですが、ウイスキーマニアからの評価は非常に高く、スプリングバンク蒸留所で作られている銘柄はどれもネットでプレミアム価格となっています。

グレンスコシア蒸留所

グレンスコシア蒸留所は1832年に創立されたウイスキーの蒸留所。

キャンベルタウンというエリアでは、スプリングバンク蒸留所の影響力が強すぎるあまり、日の目を見ることがない蒸留所でしたが、2019年にオーナーが香港の企業「ヒルハウス・キャピタルマネジメント社」に変更。

それ以降ウイスキーの質が向上していると言われており、販売ラインナップも大きく変化しました。

現在はスタンダードモデルとなる「グレンスコシア10年」を始め、超熟タイプの「グレンスコシア15年」などが販売されています。

生産量が少なく入手が難しいキャンベルタウンウイスキーの中では、唯一供給が安定しているウイスキー蒸留所の1つだと言えます。

グレンガイル蒸留所

グレンガイル蒸留所は1872年に創立されたウイスキーの蒸留所。

スプリングバンク蒸留所と同じく「J&Aミッチェル社」がオーナーを勤めています。

1925年から蒸留所の稼働が休止されていましたが、2000年に「J&Aミッチェル社」が蒸留所を買収。続く2004年より蒸留が再開し、ウイスキー蒸留所が非常に少ないキャンベルタウンにおいて、貴重な第3の蒸留所となりました。

グレンガイル蒸留所の立地はスプリングバンク蒸留所のすぐ近くにあり、ウイスキー作りに使うモルト(麦芽)は、スプリングバンク蒸留所でフロアモルティングした物を使用しています。

キャンベルタウン・モルト・ウイスキーのおすすめ銘柄5選

キャンベルタウン・モルト・ウイスキーのおすすめ銘柄5選

キャンベルタウン・モルト・ウイスキーのおすすめ銘柄を紹介。

生産量が少ない貴重なウイスキーが多く、定価での購入が厳しい商品がほとんどとなっていますが、ご了承ください。

1位:スプリングバンク10年

スプリングバンク10年はスプリングバンク蒸留所で生産されているシングルモルトウイスキー。

「モルトの香水」の呼び名を持ち、ウイスキーマニアからカルト的な人気を誇ることで知られています。

スプリングバンク蒸留所は、ウイスキー評論家として有名だったマイケル・ジャクソン氏が星5つの満点評価を付けた数少ない蒸留所の1つとしても知られています。

香りは非常にリッチ、華やかなブラウンシュガーの甘い香味にほんのりスモーキーで塩気のある出汁っぽさが特徴。

味わいは甘味が強く高貴。ブラウンシュガーのクリーミーな甘みにモルトの芳醇な味わい。潮風のブリニーな塩気にホットなスパイス、オークの熟成風味をしっかりと感じられます。

スプリングバンク10年はスプリングバンクシリーズの中で最も熟成年数・価格が低いスタンダートモデルですが、10年物とは思えないほど非常に完成度の高い1本です。

個人的にも大好きなウイスキーでして、キャンベルタウンウイスキーというくくりでなく、スコッチウイスキーのおすすめランキングだったとしてもベスト3には入ります。

希少な上に人気も非常に高いため、価格の高騰が続いてしまっている点のみが残念ですが、飲める機会があったらぜひ一度味わって見てほしい銘柄の1つです。

スプリングバンク10年
  • タイプ:シングルモルトウイスキー
  • アルコール度数:46%
  • 内容量:700ml

2位:キルケラン12年

キルケラン12年はグレンガイル蒸留所で生産されているシングルモルトウイスキー。

ウイスキーの原材料となるモルトはスプリングバンク蒸留所で製造されたものを使用。

バーボン樽原酒70%、シェリー樽原酒30%の割合でヴァッティングされており、味わいもスプリングバンクにかなり似た特徴を持っています。

◇ヴァッティングとは
モルト原酒同士を混ぜ合わせる作業の名称。シングルモルトウイスキーは同じ蒸留所のモルト原酒のみをヴァッティングして作られる。

香りは潮風を感じるブリニーな塩気、程よくスモーキーなピート、甘い蜜感。ほんのり蜜蝋のクセがあるものの、柑橘系のフレッシュな酸味や心地よいスパイス香のおかげで気になるほどではありません。

味わいは出汁感のある塩気、蜂蜜、ひかえめな燻製風味。スプリングバンクの味わいの主体がブラウンシュガーであるならば、キルケランの味わいの主体は濃厚な出汁風味といったところ。

生産量が少なく人気も急上昇している影響で、ネット価格は軒並みプレ値になってしまいましたが、バーなどで見かけた際にはぜひ一度飲んでみることをおすすめします。

キルケラン12年
  • タイプ:シングルモルトウイスキー
  • アルコール度数:46%
  • 内容量:700ml

3位:ヘーゼルバーン10年

ヘーゼルバーン10年はスプリングバンク蒸留所で生産されているシングルモルトウイスキー。原酒の熟成には100%バーボン樽が用いられ、原材料のモルトはピートを含まないノンピート麦芽が使用されています。

スコッチウイスキーでは珍しく3回蒸留で作られた原酒を使用しており、なめらかでライトな酒質が特徴。

香りはシロップ漬けの洋ナシや青りんごを彷彿とさせるフルーティかつケミカルな香味。

味わいは木材を焦がした香ばしい風味、バニラや蜂蜜などの甘くフレッシュな風味。

ノンピート麦芽を使用しているためピートは一切含まれていませんが、木材を焦がしたような香ばしい味わいを持つため、人によっては泥炭(ピート)に似た風味を感じるかもしれません。

ヘーゼルバーン10年
  • タイプ:シングルモルトウイスキー
  • アルコール度数:46%
  • 内容量:700ml

4位:グレンスコシア キャンベルタウンハーバー

グレンスコシア キャンベルタウンハーバーはグレンスコシア蒸留所で生産されているシングルモルトウイスキー。(名称はサイトによってキャンベルだったりカンベルだったりしますがどちらも同じボトル)

キャンベルタウンウイスキーとしては、安定して市場に供給されている唯一の銘柄で、他のキャンベルタウンウイスキーと比較するとコスパもかなり良いです。

今回紹介しているキャンベルタウンハーバーはグレンスコシアシリーズの中でもエントリーモデルと言える1本で、Amazonで4000円程度で購入することが可能となっています。(※2022年9月現在)

100%バーボン樽原酒で作られており、香りはほんのりブリニーな塩気にバニラ、少しクセのある香草のアロマが特徴。

味わいは甘くクリーミー、お菓子を彷彿とさせるキャラメルやりんごに、ほんのりスモーキーな風味がアクセントとなっています。

グレンスコシア キャンベルタウンハーバー
  • タイプ:シングルモルトウイスキー
  • アルコール度数:40%
  • 内容量:700ml

5位:ロングロウ10年

ロングロウはスプリングバンク蒸留所で生産されているシングルモルトウイスキー。

原材料のモルトにはフェノール値50〜55ppmのヘビリーピーテッド麦芽を使用、2回蒸留で作られるトロッとしたオイリーな酒質が特徴です。

◇フェノール値(ppm)とは
スモーキーさの程度を表す値。おおよそだが10ppmは低、25ppmは中、40ppm以上は強に分類される。ピートが強いことで有名なアイラウイスキーはフェノール値が40〜60ppmの銘柄が多い。

香りは甘くスモーキー、バニラや綿菓子に似たケミカル甘みに消毒液テイストの燻製香。

味わいはりんごや洋ナシ、甘い蜜感、強くピーティな風味が余韻までしっかりと続きます。

クセの強いマニア向けのウイスキーのため、ウイスキーを飲み慣れていない人にはあまりおすすめできません。

強いピートを含むアイラウイスキーが好きな人には是非おすすめの銘柄です。

ロングロウ
  • タイプ:シングルモルトウイスキー
  • アルコール度数:46%
  • 内容量:700ml

キャンベルタウンウイスキー おすすめの飲み方

キャンベルタウンウイスキー おすすめの飲み方

キャンベルタウンウイスキーのおすすめの飲み方はストレート、トワイスアップ(数滴加水もあり)、ハイボールのいずれか。

◇トワイスアップとは
ウイスキーと常温の水を1:1で割る飲み方。ストレートよりも香りを感じ安くなるのが特徴。

キャンベルタウンウイスキーの特徴である塩気を感じるブリニーな味わいを楽しみたいのであればストレートで飲むことを推奨。

スプリングバンクのように香りが強いウイスキーをより楽しみたいのであれば、香味が強くなるトワイスアップ(数滴ずつ徐々に加水していくとより楽しい)をおすすめします。

そしてキャンベルタウンウイスキーはピートを含むウイスキーがほとんど、そのためハイボールとの相性も抜群です。しかし値段が高い銘柄も多いので、ハイボールに関してはお好みで!

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