この記事では「シングルモルトジャパニーズウイスキー戸河内」を実際に飲んだ評価レビューを紹介しています。
個人的なテイスティングノートも載せているので、よろしければ参考にしてみてください。
シングルモルトジャパニーズウイスキー戸河内とは
「シングルモルトジャパニーズウイスキー戸河内」はサクラオB&D(旧社名:中国醸造)が生産販売をおこなっているシングルモルトウイスキー。
広島県 廿日市にある桜尾蒸留所でモルト原酒を蒸留、その後に戸河内トンネル内にある戸河内貯蔵庫で3年以上熟成した後にボトリングされています。
自然豊かな環境で熟成された原酒は軽快でスムース、新緑のスッキリとした味わいが特徴のウイスキーです。
2021年7月に料飲店向けに「シングルモルトジャパニーズウイスキー戸河内 1st Release CASK STRENGTH」を初リリース。
その後、2022年6月に満を持して「シングルモルトジャパニーズウイスキー戸河内」が一般販売用としてリリースされました。
サクラオB&Dが販売している類似商品に「戸河内ウイスキー」、「戸河内ウイスキー8年」、「戸河内ウイスキー SAKE CASK FINISH」、「戸河内ウイスキー BEER CASK FINISH」がありますが、それらは海外原酒を使用したブレンデッドウイスキーなので、正確にはジャパニーズウイスキーではありません。
戸河内トンネル(戸河内貯蔵庫)について
戸河内トンネルは、広島県 山県郡 安芸太田町にあるトンネル。
かつては鉄道用に使われていたトンネルですが、現在はサクラオB&Dがウイスキーの熟成庫(戸河内貯蔵庫)として使用しています。
※大阪府から山口県まで繋がっている高速道路、中国自動車道の道中にある戸河内トンネルとは別物なので注意
戸河内トンネルの間近には、国の特別名勝にも指定されている三段峡があり、自然豊かな森と清流に囲まれた新緑の地域です。
年間を通して気温・湿度が安定した冷涼な環境で、ウイスキーの熟成をおこなう場所として非常に適していると言われています。
シングルモルトジャパニーズウイスキー戸河内の現在価格・入手方法
「シングルモルトジャパニーズウイスキー戸河内」のネット上での現在価格は、¥10,000〜となっています。
ただし、Amazonなどのネットショップも品切れが続出している状態で、実質メルカリなどのフリマアプリでしか拝むことができない状態です。
サクラオB&Dから同時にリリースされた「シングルモルトジャパニーズウイスキー桜尾」を販売している店は多くありますが、戸河内はほとんど見かけない印象。生産本数がかなり少ないのかもしれません。
シングルモルトジャパニーズウイスキー戸河内 味の評価レビュー
テイスティングノート
香り:バニラ、湿った樹木、アロマなスパイス、メロンやバナナのフルーツ香
味わい:クリーミーで芳醇な麦、ハーブを彷彿とさせるスパイス
余韻:刺激は強いがクリーミー、白い花の蜜やまろやかなモルトの風味が続く
フルボトルはとてもじゃないけど手に入らなかったので、量り売りで購入させていただきました。
色はウイスキーとしてはかなり薄い黄金色。同時リリースされた「シングルモルトウイスキー桜尾」と比較してもかなり控えめです。
香りの主体はアメリカンオーク由来のバニラ、メロン、バナナなど。
口に含んだ際のファーストアタックはどちらかというとライト。なめらかで強い甘味を感じたのち、ピリッとした刺激と苦味が少しずつやってきます。
味わいは非常にクリーミー、しかし同時に香草を彷彿とさせるような強いハーブの風味を感じます。
似ているウイスキーの名前を上げるとするのであれば、アイリッシュウイスキーの「ウエストコーク10年」でしょうか。
簡単に一言でまとめると、クリーミーながら甘みが強く、ピリッとした爽快なスパイスを感じるウイスキー。
好みは分かれるものの、好きな人はとことん好きなタイプのウイスキーという印象です。
まだリリースから日が浅く、現時点では入手難易度が非常に高いのが残念。面白い味わいのウイスキーではあるので、バーなどで見かけた際に飲んでみると良いかもしれません。
シングルモルトジャパニーズウイスキー戸河内 おすすめの飲み方
シングルモルトウイスキー戸河内のおすすめの飲み方はストレート、もしくはトワイスアップ。
ストレートだとスパイスを感じる強い刺激がありますが、甘くクリーミーな味わいで飲みやすいです。
ウイスキーの香りを深く楽しみたい方、飲みやすさを求める方はトワイスアップも非常におすすめ!
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