この記事ではスコッチウイスキー「ベンネヴィス10年」を実際に飲んだ評価レビューを紹介しています。
味の特徴について記述したテイスティングノートも載せているので、よろしければ参考にしてみてくださいね!
ベンネヴィスとは
商品名 | ベン・ネヴィス10年 |
輸入会社 | アサヒビール株式会社 |
蒸留所 | ベン・ネヴィス蒸留所 |
種類 | シングルモルトウイスキー |
発売日(日本) | 2003年6月25日(水) |
内容量 / アルコール度数 | 700ml / 43度 |
希望小売価格 | ¥4,990(税抜) |
スコットランドのハイランド地方にあるベンネヴィス蒸留所で作られているシングルモルトウイスキー。
日本企業の「ニッカウヰスキー」が1989年にベンネヴィス蒸留所を購入、そのためスコッチウイスキーではあるものの日本と繋がりが深いウイスキーです。
ベンネヴィスの原酒はニッカが2020年に新発売した「セッション」のキーモルトとしても使われていることでも話題になりました。
そのほかにも大人気のニッカウイスキー 「竹鶴(旧ボトル)」でも構成原酒として使われており、ニッカを根本から支える重要な役割を担っています。
上記のとおり原酒のほとんどをブレンデッド用に回しているため、シングルモルトのベンネヴィスとして発売されるのはごく僅か。
そういった事情もあり、現在シングルモルトのオフィシャルラインナップはベンネヴィス10年の1つのみ。
少し前までベンネヴィス10年は日本の市場でも十分な本数が販売されていましたが、セッションの発売とともにその数は減少。
原酒不足の影響で2021年1月現在は出荷調整がかけられており、ネットショップでも品切れている店舗が続出しています。
ベンネヴィス蒸留所の歴史
ベンネヴィス蒸留所はスコットランド、ハイランド地方フォートウイリアム地区の最も古いウイスキー公認蒸溜所の1つ。
ベンネヴィスという名称はスコットランド最高峰の山「ベン・ネヴィス」が由来となっています。
ベンネヴィス蒸留所は創業当時から伝統的なスコッチウイスキー製法を貫いており、スコットランド内でも由緒ある蒸留所として知られています。
そんなベンネヴィス蒸留所ですが、1989年には日本の企業「ニッカウヰスキー」が購入。
現在はニッカウヰスキーが蒸留所を所有しており、ニッカ第3の蒸留所として知られています。
SNSでイギリスの方が教えてくれた情報によると、現在はベンネヴィス蒸留所で作られるニューメイク(ニュースピリッツ)の75%以上がニッカウイスキーに提供されているとのことです。
ベンネヴィス10年の現在価格・入手方法
2021年1月現在、ネットショップだとベンネヴィス10年は¥4,000〜ほどで販売されています。
しかし、ベンネヴィス10年は原酒不足の影響で出荷調整がかけられたとの情報が出回っており、現在Amazonなど多くのショップで品切れが続いている状態です。
実店舗の酒屋でも品切れているお店が増えてきていますが、まだ置いてあるお店も十分に存在します。
なのでベンネヴィス10年が気になる方は早めに購入するのがおすすめです!
ベンネヴィス10年の評価レビュー
テイスティングノート
香り:モルティかつクリーミーな麦、蜜蝋、乳酸菌の酸味、醤油とみりんを混ぜたツーンとしたアルコール香
味わい:粉っぽい蜜蝋、特定が難しい複雑な柑橘系の風味、苦味のある軽いスパイス、少しトゲのある強めのアルコール感
余韻:塩気のあるスパイス、甘い麦芽風味がしばらく続く
クリーミーな甘さと塩気が混ざり、アルコールのツーンとした風味が目立つウイスキー。
香り・味わいともに蜜蝋の風味をかなり強く感じる印象。
似ているウイスキーとしては、同じハイランド地方のスコッチ「クライヌリッシュ14年」にかなり近い気がします。
ただしクライヌリッシュよりもだいぶ甘さが控えめなこともあり、ロックやトワイスアップで飲むと甘さが消えて塩気が目立つ印象です。
私個人の感想ですが、悪くはないけどリピート購入するほどのウイスキーではないかなと思いました。
ベンネヴィス10年 おすすめの飲み方
ベンネヴィス10年の飲み方はストレート、もしくはハイボールがおすすめです。
甘さが強くないのでストレートでちょうど良いさじ加減ということもありますが、加水してしまうと風味を含め全体的に薄い味わいになってしまいます。
甘さは薄くなるものの、ハイボールとの相性は悪くない印象でした。
蜜蝋の風味が強いので好みは別れると思いますが、スッキリとしたハイボールでかなり飲みやすかったです。
あくまで個人の感想なので、よろしければ参考にしてみてくださいね!
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