この記事ではガイアフロー静岡蒸留所初のシングルモルトウイスキー「プロローグK」を実際に飲んだ評価レビューを紹介しています。
味わいの特徴を示したテイスティングノートも載せているので、よろしければ参考にしてみてくださいね!
ウイスキー プロローグKとは
商品名 | プロローグK |
販売会社 | ガイアフロー株式会社 |
蒸留所 | ガイアフロー静岡蒸留所 |
発売日 | 2020年12月19日(土) |
種類 | シングルモルトウイスキー |
熟成年数 / 樽 | 3年 / バーボン樽のみ |
販売数 | 限定5,000本 |
容量 / アルコール度数 | 700ml / 55.5度 |
希望小売価格 | ¥8,130(税抜) |
「プロローグK」はガイアフロー静岡蒸留所初のシングルモルトウイスキー。
熟成に使用された樽はファーストフィルのバーボン樽のみ。
200樽以上ある熟成年数3年のバーボン樽の中から31樽を厳選、その31樽のバーボン樽原酒をヴァッティングして作られています。
ちなみに「プロローグK」という商品名は静岡蒸留所の蒸留機が由来。
静岡蒸留所は「K」と「W」の呼び名がついた2つの蒸留機を所有しており、今回のウイスキーは蒸留機Kで蒸留された原酒のみを使用しているため、プロローグKという名称が付けられたようです。
プロローグKの現在価格・入手方法
プロローグKは現在オークションサイトでプレ値がついており、¥30,000〜くらいの価格で取引されています。
プロローグKは5,000本の限定生産ウイスキーなので、発売日を過ぎてからネットショップで定価購入するのは正直厳しいです。
定価購入できる可能性があるとすれば実店舗の酒屋。地域にもよりますが、発売日から1週間以内であればまだワンチャンあるかもしれません。
私も発売日の2日後、運よく関東圏の酒屋で定価購入することができました。
プロローグKの評価レビュー
テイスティングノート
香り:バーボン樽特有のフレッシュなバニラ、山椒に似たオリエンタルな香辛料、ブラックペッパー、ほんのりスモーキーなチーズ
味わい:クセのない蜜蝋、苦味のあるアロマなスパイス、軽く燻ったスモーキーなピート、少し若いアルコール感
余韻:蜜の甘みと心地よいスパイス感、ほのかなピート風味がしばらく続く
ガイアフロー静岡蒸留所初、3年熟成のシングルモルトウイスキー。
開封直後にビンの香りを嗅いだときは、チョコレートやアーモンドの風味を強く感じたため、お菓子のような甘い味わいのウイスキーかと思いました。
が、コップに注いでみるとまるで別物。
ブラックペッパーや山椒に似たオリエンタルなスパイス感を感じる、スパイス系ウイスキーという印象です。
香りだけを言うならスモークチーズにブラックペッパーを振りかけた、まるで “おつまみ系ウイスキー” という表現がしっくりきます。
口触りはトロッとしていてオイリーな粘性、甘さは強め。
リフィルではなく、ファーストフィルのバーボン樽で熟成された原酒のみを使用しているとのことですが、バーボン樽特有のフレッシュな風味は思ったよりひかえめです。
3年熟成のウイスキーなので尖った若いアルコール風味を予想していましたが、香りに関しては若いアルコール感はほぼ気にならないレベル。
味は少し尖ったアルコール風味が気になるかなと正直感じました。(アルコール度数が55あるのでそれも影響しているかもしれません)
せっかくなのでトワイスアップでも少しお試し。
ストレートでは主張が薄かったピーティ感がかなり強くなりました。
もともとアルコール55度とかなり高いので、好みにもよりますがトワイスアップぐらいがちょうど飲みやすい味わいかもしれません。
今回、静岡蒸留所初のシングルモルトウイスキー「プロローグK」を実際に飲んでみましたが、今後に期待できるかなりレベルの高いウイスキーだと思います。
飲むまでは「蒸留所初のシングルモルトウイスキーだし地雷かも」なんて失礼なことを心の中で考えてましたが、3年熟成でこの味を出せるなら未来しか感じません。
あくまで個人の感想ですが、よろしければ参考にしてみてくださいね!
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