この記事では「山崎25年」を実際に飲んだ評価レビューを紹介しています。
年間1000本程度しか販売されない希少価値の高いプレミアムなウイスキー。
味や香りの特徴について記述したテイスティングノートも載せているので、よろしければ参考にしてみてくださいね!
山崎25年とは
商品名 | サントリーシングルモルトウイスキー 山崎25年 |
販売会社 | サントリー |
蒸留所 | 山崎蒸留所 |
使用樽 | シェリー、ミズナラ |
原材料 | モルト |
種類 | シングルモルトウイスキー |
容量/度数 | 700ml/43度 |
希望小売価格 | ¥125,000(税抜) |
25年以上熟成された長期熟成シェリー樽原酒をメインに厳選、その原酒をサントリーのチーフブレンダーが丁寧にヴァッティングしたウイスキー。
年間に1000本ほどしか販売されていない超プレミアムな山崎ウイスキーが山崎25年です。
味わいは複雑かつ重厚、熟成を極めた深い余韻が特徴。
サントリーの公式テイスティングノートでは以下のように紹介されています。
シェリー樽熟成由来の甘美な芳香が馥郁と立ちのぼる。年月を誇る長期熟成原酒の甘味と苦みが織り成す複雑で重厚な香味。陶然とした余韻は長く、深い。
引用サイト:山崎ラインナップ
山崎25年のサイレントリニューアル
サントリーから公式なアナウンスはありませんでしたが、2021年7月ごろに山崎25年はリニューアルされました。
旧ボトルと新ボトルの違いは下記。
今まではシェリー樽で熟成された原酒がキーモルトとなっていました。
それをミズナラ樽原酒をキーモルトとした原酒構成に変更。
私も新ボトルのほうはまだテイスティングできていませんが、どうやらドライフルーツやベリーの風味がひかえめになり、ミズナラ原酒の特徴である伽羅や香木などのオリエンタルな味わいが強まったようです。
写真を見れば明らかなとおり、シェリー原酒の割合が減った影響で、ウイスキーの色も赤褐色から赤銅色へとかなり薄くなっています。
山崎25年 ウイスキーコンテストの受賞歴
2012年 | WWAワールド・ベスト・シングルモルトウイスキー |
2015年 | SWSC ダブルゴールド(最優秀金賞) |
山崎18年に比べると受賞した賞の数は決して多くありません。
しかし、2016年には伊勢志摩で開催された先進国首脳会議(伊勢志摩サミット)で日本を代表するジャパニーズウイスキーとして世界の要人達に山崎25年が提供されるなど、大きな役割を担っているウイスキーなことは間違いないです。
山崎25年の現在価格
山崎25年のネット価格は現在¥700,000〜となっています。(2020年10月11日現在)
これはサントリーの希望小売価格の5倍以上の価格なので、ネットでの購入はもはや論外と言えるレベルです。わたしなら絶対に買いません(買えません)
山崎25年は年間販売数1000本程度と販売されること自体がレアなため、本来なら安く購入できる可能性が高いネットオークションですら高額な取引履歴しか見当たりませんでした。
そもそもオークションの取引履歴自体が少なく、出品されること自体がレアと言った感じ。
自分で山崎25年のボトルを定価購入するのは正直きびしいと思います。
山崎25年を定価で飲む方法
自分でボトルを購入するのは難易度ベリーハードな山崎25年ですが、定価で飲める方法は存在します。
それは山崎蒸留所にあるテイスティングバー!
山崎蒸留所内に入っているテイスティングバー(有料試飲)では山崎25年の15mlを¥2,900という善良な価格で飲むことが可能です。
山崎25年ボトルの定価価格が税込で¥137,500なので、15mlで¥2,900は定価よりも微妙にお安くなっています。(サントリーさんまじ天使!)
普通のバーで山崎25年を飲んだりしたら間違いなく¥15,000は取られるのでめちゃくちゃお得ですよね。(そもそも置いてあるところがまずないですが)
山崎蒸留所では山崎25年以外にも、白州25年・響30年が15mlで¥2,900という定価価格で飲めるため、レアなサントリーウイスキーを飲みたい人は山崎蒸留所を一度訪れてみることをおすすめします!
わたしが実際に山崎蒸留所を訪れたレビュー記事は下記です。
山崎25年の評価レビュー
テイスティングノート
色:濃い赤褐色
香り:レーズン、チョコレート、ベリー系の酸味があるジャム、アロマ
味:レーズン、酸味のあるベリー、チョコレート、スパイス、ほんのりシェリー由来の渋み
余韻:しばらく残るウッディな渋み
飲み方はストレート。
長期熟成シェリー樽原酒特有のウッディでコクのある重厚でエレガントな香り。
甘さだけでなくブドウの酸味・渋みもほんのりと彷彿させてきます。
口ざわりはハチミツのような粘性があるトロッとしたオイリーな感触。
口に含んだ瞬間にレーズン、酸味のあるベリーをはじめとする何層にも重なった複雑な味わいがやってきます。
甘みは強いですが、後味になるにつれて強いスパイシー感とコクのある赤ワインのような渋いタンニンをほんのりと感じます。
余韻にはウッディな樽香と渋み。
決して万人受けするとは言い難い味わいですが、バランスよくヴァッティングされた完成度の高いウイスキーだと思います。
わたしは山崎18年よりも山崎25年のほうが断然好みでした。
山崎25年の熟成されたコクのあるリッチな風味は、もはやウイスキーよりも濃厚な赤ワインに近いかもしれません。(味はウイスキーですがイメージです)
山崎蒸留所を訪れた際には、絶対に味わっておきたいプレミアムなウイスキーです!
山崎25年 おすすめの飲み方
山崎25年のおすすめの飲み方はストレートもしくは加水数滴。
高価で滅多に飲めるようなウイスキーではないので、ウイスキー好きな方は本来の味わいを楽しめる上記の飲み方を推奨します。
加水数滴で飲みづらいようであれば、トワイスアップという選択も全然ありです!
山崎蒸留所のテイスティングバーには水もしっかりと置かれているので安心です。
よろしければ参考にしてみてくださいね!
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