この記事では年数表記のない「シングルモルトウイスキー白州」を実際に飲んだ評価レビューを紹介しています。
香りや味の特徴について記載したテイスティングノートも載せているので、よろしければ参考にしてみてくださいね!
白州ノンエイジとは
商品名 | シングルモルトウイスキー白州 |
販売会社 | サントリー |
蒸留所 | 白州蒸留所 |
使用樽 | バーボン、アメリカンオーク、スパニッシュオーク |
原材料 | モルト |
種類 | シングルモルトウイスキー |
容量/度数 | 700ml / 43度 |
希望小売価格 | ¥4,200(税抜) |
白州ノンエイジは年数表記がないもっともシンプルな白州ウイスキー。
山崎と共にジャパニーズシングルモルトウイスキーの代名詞となっている “サントリーウイスキーの2大看板銘柄”の1つ。
白州で作るハイボールは “森のハイボール” と呼ばれ、ハイボール好きな人々から親しまれています。
白州ノンエイジに使われている樽についてサントリーからの公式発表はありません。
が、クリーミーな水々しさ、ほんのり焦がしたような香味を考慮するとバーボン樽・アメリカンホワイトオーク樽と思われます。
白州ノンエイジは白州シリーズの中で一番シンプルな銘柄なので最初に発売されたボトルと思われがちですが、発売開始は2012年。
白州25年が発売されたのが2008年なので、それよりも後に開発販売されたウイスキーということになります。
ジャパニーズウイスキーの人気が世界的に加速、熟成年数の長い原酒が不足したことによって新規開発されたボトルといったところでしょうか。
ちなみに、記事タイトルで「2020年ボトル」と書かせていただいた理由は生産年度によって味が違うためです。
公式発表がないためあまり知られていませんが、山崎・白州ともにノンエイジのボトルは定期的に味のリニューアルがおこなわれています。
そして「2020年に生産された白州ノンエイジのボトルは美味しくなった」とウイスキー界隈で話題になっていたため、今回実際にテイスティングレビュー記事を書くことを決意しました。
2020年生産ボトルの見分け方は簡単、ボトルに “SINGLE MALT JAPANESE WHISKY” と書かれていればそれは2020年に生産された白州ノンエイジです。
2019年生産ボトルまでは “JAPANESE” という表記が書かれていないので、すぐに判別することが可能です。
白州ノンエイジの現在価格・入手方法
白州ノンエイジは現在ネットで¥7,000〜ほどで販売されています。(2020年11月時点)
本来の価格は定価で¥4,620(税込)なので結構なプレ値で販売されていることになります。
一番入手しやすいノンエイジでもこれですから、ジャパニーズウイスキーの人気は恐ろしいですね。
ですが安心してください。
白州を定価で購入することは簡単に可能です。
全国のコンビニに定期的に白州ノンエイジのミニボトル(180ml)が入荷されるため、そのタイミングでコンビニを周れば普通に定価購入できちゃいます。
コンビニ毎(ファミマ・セブンなど)に入荷タイミングは違いますが、最近は頻繁に入荷がおこなわれているため入手が容易になっている印象です。
一番近いタイミングだと11月10日、ローソンに山崎ノンエイジ・白州ノンエイジのミニボトルが入荷されました。
ミニボトルがコンビニに入荷された際にはツイートやリツイートで情報をシェアしているので、よろしければ私のTwitterアカウント(@bread_sorrow)をフォローしてみてくださいね!
白州ノンエイジの評価レビュー
テイスティングノート
色:明るい黄金色
香り:完熟した洋梨、オレンジチョコレート、シトラス様の酸味、甘く華やかなアルコール香
味わい:青リンゴ、ほのかな香ばしさ、軽い塩気、甘くもスッキリとした風味
余韻:軽い苦味、樽由来のバニラ感
まずはストレートでいただきます。
香りは完熟した洋梨を彷彿とさせる甘くもアルコール感を漂わせる匂い。
フルーティなオレンジ、シトラス様の酸味も感じ取ることができます。
熟成が若い原酒で作られていることもあってアルコールを感じる香りですが、それと同時に甘く華やかな匂いを嗅覚がとらえるためさほど気になりません。
それでは実際に飲んでいきます。
口触りはほんのり粘性があるもののスッキリとした感触。
味わいとしては青リンゴとアルコール由来のピリピリとしたスパイス感がメイン。
私自身の味覚の調子もあるかもしれませんがほんのりと塩気も感じます。
甘さはしっかりとあるものの、不思議とスッキリとした味わい。
森香るウイスキーと謳われている理由にも納得できます。
続いてトワイスアップ。
加水することによって甘い香りがさらに花開きました。
程よい甘さと鼻に抜けるスッキリ感が相まって美味しいです。
次にロック。
冷やすことで酸味が良い感じに目立ってスッキリさが増しました。
飲みやすいということもありますが、ストレートよりも個人的にはロックの味のほうが好み。
最後にハイボール。
森香るハイボールと呼ばれるだけあってスッキリとしたフレッシュな味わい。
ほんのり焦げ臭いピート感が混ざって非常に美味しいです。
いろいろな飲み方を試してみましたが、やはり白州は美味しいウイスキーで間違いありません。
冷やして美味しい、加水して美味しい、炭酸で割っても美味しいと非常に使い勝手が良いウイスキーではないでしょうか。
が、個人的にはリニューアルされる前の白州ノンエイジのほうが好みでした。
同時に直接飲み比べたわけではないので確かなことは言えませんが、2020年生産の白州ノンエイジは旧ボトルよりも甘さが強くまろやかさが増したイメージ。
その影響か以前よりも酸味を感じとり辛くなった気がします。
甘味と酸味どちらが良いかは個人の好みだと思いますが、私は少し尖っているスッキリとした白州の方が好みでした。
そんなこともあり、最近は白州ハイボールにレモンやスダチを搾って飲んでいます。
酸味は飲むときにレモンなどで調整できるので、ハイボールとして飲むには2020年生産ボトルのほうが便利かもしれません。(どっち付かずですみません)
白州ノンエイジ おすすめの飲み方
先ほども書きましたが、白州ノンエイジは冷やしても加水しても炭酸で割っても美味しいです。
ですがどれが一番おすすめかと言われればハイボール。
正直、白州ノンエイジはストレートやロックで飲むのであれば、他にもっと美味しいウイスキーがいくらでもあると思います。
しかし、白州ハイボールの味は他のウイスキーでは出せない唯一無二の味。(個人の意見です)
そんなわけで一度はハイボールで飲んでみることをおすすめします。
あくまで個人の感想ですが、よろしければ参考にしてみてくださいね!
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