この記事では本坊酒造が販売しているウイスキー「岩井ワインカスクフィニッシュ」を実際に飲んだ評価レビューを紹介しています。
味の特徴について記述したテイスティングノートも載せているので、よろしければ参考にしてみてくださいね!
岩井ワインカスクフィニッシュとは
商品名 | 岩井トラディション ワインカスクフィニッシュ |
販売会社 | 本坊酒造 |
蒸留所 | マルス信州蒸溜所 |
発売日 | 2013年6月 |
種類 | ブレンデッドウイスキー |
内容量 / アルコール度数 | 750ml / 40度 |
希望小売価格 | ¥2,500(税抜) |
「岩井トラディション ワインカスクフィニッシュ」は本坊酒造が生産販売しているブレンデッドウイスキー。
本坊酒造はウイスキー以外にも、山梨にワインのワイナリーを持っていることで有名です。
そのマルス山梨ワイナリーでワインの熟成に使用された樽を再利用。ノーマルの岩井トラディションをそのワイン樽に詰めて1年間追加熟成(フィニッシュ)、そうして作られるのが岩井ワインカスクフィニッシュとなります。
ちなみに、岩井トラディションシリーズの販売をおこなっているショップは全国でも100店舗限定。その中でも、ワインカスクフィニッシュは生産本数が少ないこともあってさらに希少です。
そもそも岩井のワインカスクは常設販売されておらず、基本は年に2度のタイミングでしか生産販売されていません。(春前と秋の場合が多い)
味の特徴は公式発表いわく以下のようになっています。
上品な口当たりの柔らかさに、シェリー樽の古木香とワイン樽由来の甘いバニラ香が調和し、赤ワインのタンニンとうまみが味わいのトーンにほどよく厚みをもたらす逸品に仕上がりました。
引用:本坊酒造 岩井トラディション ワインカスクフィニッシュ
岩井ワインカスクフィニッシュの現在価格・入手方法
2021年1月現在、インターネット上だと岩井ワインカスクは¥5,000〜ほどの価格で販売されています。
販売許可がおりている店が少ない、常設販売ウイスキーではないという理由もあり、現在は定価の約2倍のプレ値が付いています。
実店舗で岩井ワインカスクの定価購入を目指すのであれば、入荷タイミングを狙って岩井を扱っているショップを探すしかありません。
本坊酒造は販売店舗名を発表していませんが、百貨店に入っている酒屋は置いてあるところが多いイメージ。
ちなみに、本坊酒造から販売店に一斉入荷があった際は、一時的にAmazonなどのネットショップ価格が下がるのを何度か目撃しています。
岩井ワインカスクフィニッシュの評価レビュー
テイスティングノート
香り:レーズン、樽由来のバニラ、ほんのりバナナ、ホットな香辛料、少し甘いアルコール香
味わい:洋梨、クセのないレーズン、オリエンタルなスパイス、ほんのりバニラ、ほんのり甘くまろやかなアルコール感
余韻:心地よいスパイス感、タンニン由来のほのかな苦味がしばらく続く
口触りは少しだけオイリー、スッキリとした甘さに軽い酸味と塩気、心地よいスパイス感が混ざり合うウイスキー。
ブレンデッドウイスキーということもあり、バランスが良く非常に飲みやすい味わいです。
香り・味わいともにアルコール風味を少し感じますが、全然気にならないレベルでネガティブ感はありません。
ワイン樽熟成ということでレーズンのようなぶどう感もあります。が、私個人の感覚としてはぶどう風味はほんのり程度。
ワイン樽で1年間フィニッシュ(再熟成)しただけなので当然と言えば当然ですが。
ただ、ワイン感が強すぎてもそれが美味しいかと言うと微妙なところなので、これくらいが味のバランス的にはちょうど良いのかもしれません。
ノーマルの岩井トラディションの特徴でもある洋梨のような風味と、軽いぶどう風味が良い感じにマッチングしています。
今回、岩井のワインカスクフィニッシュを初めて飲んだ感想としては、この価格帯としてはトップクラスの完成度を誇るウイスキーではないかと思います。
常設販売ウイスキーではなく定価購入の難易度も高いですが、定価が¥2,500(税抜)にしてはかなり美味しいです。
750mlボトルという少しお得な容量設定も嬉しいところ!
岩井ワインカスクフィニッシュ おすすめの飲み方
岩井ワインカスクフィニッシュのおすすめの飲み方はロック、もしくはハイボール。
ストレートでも全然美味しく飲めますが、氷を足したほうが個人的に好みな味わいでした。
私は試す前にボトルを完飲してしまいましたが、岩井のワインカスクフィニッシュで作るホットウイスキーもかなり美味しいとのことです。
なので、気になる方はぜひお試しくださいね!
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