この記事では本坊酒造のふるさと納税限定ウイスキー「津貫」を実際に飲んだ評価レビューを紹介しています。
テイスティングノートも載せているので、よろしければ参考にしてみてくださいね!
ふるさと納税限定ウイスキー津貫とは
商品名 | 津貫 |
販売会社 | 本坊酒造株式会社 |
蒸留所 | マルス津貫蒸留所 |
発売日 | 2020年11月以降に随時出荷 |
種類 | シングルモルトウイスキー |
熟成年数 / 樽 | 3年 / バーボン主体 |
販売数 | 1,500本限定? |
容量 / アルコール度数 | 700ml / 50% |
価格(ふるさと納税) | ¥30,000 |
津貫は鹿児島県にある本坊酒造第2の蒸留所「マルス津貫蒸留所」で作られたシングルモルトウイスキー。
ふるさと納税の返礼品として限定生産されたボトルなので一般販売はされていません。
津貫蒸留所は今年の4月に蒸留所初のシングルモルトウイスキー「津貫 THE FIRST」を販売していますが、公式いわく津貫 THE FIRSTとは別物とのことです。
しかしどちらの津貫も樽構成はバーボンが主体、ピートを表すフェノール値が3.5ppmと同じことから、おおよその構成原酒は同じと思われます。
2017年に蒸留開始、2020年11月にボトリングされているので、3年熟成のシングルモルトウイスキーとなります。
ふるさと納税限定 津貫の入手方法・価格
先ほども書きましたが、津貫はふるさと納税返礼品として限定生産されたウイスキーです。
ふるさと納税サイト「さとふる」や、楽天市場のふるさと納税ページなどから購入が可能となっています。
お値段は¥30,000とお高いですが、ふるさと納税の仕組みで所得税などから差し引かれるので実際にかかる金額は¥2,000。
もちろん年間所得によって許容価格が変わってきますが、他に欲しい返礼品が無い人は購入するのもありだと思います。
ふるさと納税限定 津貫の評価レビュー
テイスティングノート
香り:バーボン樽由来のフレッシュなバニラ、青リンゴや洋梨、麦のモルティ香、若いアルコール香
味わい:ハチミツや蜜蝋、オリエンタルなスパイス、ほんのり小麦を感じるアロマなモルティ感、尖ったアルコール風味(加水することで+少しだけ消毒液のようなピート感)
余韻:蜜のような甘みとクリーミーなバニラ、強めのアルコール風味がしばらく続く
香り・味わいともにバーボン樽の風味がメインで甘さはかなり強め。味わいのキーとなっているのはバーボン樽で間違いないです。
熟成年数が3年と少ないので仕方ないところもありますが、若いアルコール風味はかなり強め。
アルコール風味以外のバランスは悪くないので、この原酒構成で熟成年数が伸びたら期待できるウイスキーではないでしょうか。
このふるさと納税限定の津貫と近いタイミングで出たジャパニーズウイスキーとして、三郎丸蒸留所の熟成年数3年のシングルモルトウイスキー「三郎丸0 THE FOOL」があります。
「三郎丸0 THE FOOL」は甘さの強い原酒構成で若いアルコール感を分かりづらくしたブレンダーの見事な技術(バランス調整)を感じるウイスキーでした。
それに対して、この津貫は若いアルコール感をそのままに今後の未来生を示したウイスキーという印象。津貫も甘さはかなり強いですが。
津貫のフェノール値は3.5とほぼノンピート、いわゆるサントリーのような誰もが飲みやすい王道ジャパニーズ路線のウイスキー。
現時点では若いアルコールの尖った風味が強く、正直個人的にあまり好きな味わいではありませんでした。
が、これが10年熟成になった場合は嫌なアルコール感がなくなって非常にまろやかな味わいになるのではないか。
今後の成長次第でバケる、そんな高いポテンシャルを秘めたシングルモルトウイスキーでだと感じました。
あくまで私個人の感想ですが、よろしければ参考にしてみてくださいね!
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